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2006.07.11

あじさい娘・ララ

初七日が過ぎました。

「ちょっと遠出しちゃったのよ、お腹が空いちゃったニャ」と言って、ララが帰ってくるように思われてなりませんでした。でも一週間経っても、やはり姿を見せてくれません。ララのいない生活にも ようやく少しづつ慣れてきました。

つい先日撮ったララの写真。
あじさい娘として、デビューする予定でした。
最近は カメラを向けると、花の前でポーズを取ってくれる事が多かった。
「わたしには花が似合うでしょ?」とでも言いたげに。


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額アジサイの花の下、
カメラを向けるといつものようにポーズを取ってくれました。

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毛繕い後のララ、ちっこ中。
ちっこする時は、こちらからは必ずお顔を背けてました。恥かしかったのでしょうか。


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ちっこをした後に、いつもの食事場所にやって来ました。のっし、のっしと。


ララは食前か、あるいは食事を中座してにちっこをする事が多いのです。
おかしな子 ^^; 

 

ララが死亡したと思われる時間帯の 猫の一声。
ララは滅多になくことがなく、避妊手術以降には 病院以外では殆ど声を聞いた事がありません。だから あの声がララの声だとは 認識することが出来ません。

あの時、ピノはわたしの近くの棚の上にいました。
グリは縁側にいました。
あの声は グリでもピノでもなく、聞きなれない可愛い澄んだ声でした。

私はキッチンの窓の近くにいて、猫の声は窓の外、すぐ近くの場所からの声でした。
グリパパは ダイニングテーブルの前にいて、猫の声は玄関の方から聞えたと言います。
聞えた方向が違うのです。

夫々に、自分の耳は間違っていないと主張していましたが・・・

玄関横のララの食事場所、そこならば、方向がピタリと一致します。
でも ララの跳ねられた場所からは、約7~8mほど離れています。声が聞えた時に、グリパパは食事場所に確認に行きましたが、猫の姿はありませんでした。
そう、きっと、ララの体から魂が抜け出す時に、いつもの食事場所にやってきたのです。そして「さようなら」の挨拶をしてくれたのでしょう。

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(ララの食事場所。ここにララは戻ってきたに違いありません。) 

可愛くて優しくて美しい声、ララの声に間違いない、きっとそうなんだ、と今は確信しています。

動物はその最期の時、挨拶をして旅立っていくという。
私もそれを経験することになってしまいました。

ララの最期の姿は、とても美しかった。
少し出血はしているものの、綺麗なままのララでした。それが何よりも救いでした。

ララの事故が真夜中だったら、わたしたちの出勤後だったら、家の前ではなく他の場所だったら、ララの弔いが出来なかったかもしれません。ララがいなくなってしまったことを、知らないまま時を過ごしていたかもしれません。

ララは最期まで、優しくて賢い子を貫いてくれました。

ララに感謝です・・・ありがとう、ララ☆

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